いつもポケットにショパン、というマンガがとても面白かった。面白かったというか美しすぎてしばらくじーんとしてしまった。コテコテの少女マンガで、勘違いとか親戚関係とかが過剰にすれ違い重なりあっていくんだけど(これは韓国ドラマみたいだなとも思った)そのどれもが無駄に作用しない。物語が音楽のように非常に滑らかに進行していく、かつ作者の心理描写がうまい。特に後半。ラストのコンクールに主人公が向かって、電車から降りるシーンがとても素敵で何度も何度もその場面を読み直してしまった。このマンガの作者、天然コケッコーの作者とのことで近いうちにそっちも読んでみようかと思いました。映画はみたんだよな。いやー久しぶりに面白い漫画を読みましたよ。オススメです。なぜか大学の図書館にあった。

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いつもポケットにショパン 1 (集英社文庫(コミック版))

いつもポケットにショパン 1 (集英社文庫(コミック版))