母親が熊川哲也の公演、正確にはKカンパニーがやる海賊の千秋楽を見てきたらしい。ですごかったわー本当にすごかったとか言ってて、僕は実際に見てないから全然判らないんだけど自身の名前をバレエカンパニーの名前にするナルシストな姿勢はともかく、バレエというごまかしができないジャンルの芸術で現役であり続ける、客を魅了し続けるというその姿勢は素晴らしいの一言につきると思う。てかもう40歳なんすねこの人。で、この熊川哲也の姿勢は年取った、もっと言えば才能が枯渇した高齢のミュージシャンのそれとは対極的なものだなと思った。新しさが常に無いといけない。更新しなきゃいけない。長く持続するだけの新しさは時に退屈を生むけど、そういったものをリアルタイムで体験することが楽しいし面白い。で、熊川哲也は寄る年波にも勝ち続け自己を更新し続け未だに現役のダンサーであり続けてるんだな、なんてことをぼんやりと考えた。

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やらなきゃいけないことを全然やってないな。そろそろやろう、暇だし。もう六月も後半だ。